JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

ウイング形状によるドライヴフィーリングの変化

ウイング形状によるドライヴフィールの違いを検証してみました。

今回はMcLaren F1 LMのディフォルトのウイングとR8 LMSのウイングを付け替えてみます。シャシーはMR-030 VE LM。セッティングは変更せずにウイングだけを着け替えてテストします。ドライヴは僕と、ファイナリストのN村さん。当日のウレタンコースのレイアウトは以下のとおりです。

はじめ、ディフォルトのウイングでドライヴ。コーナーのライン取りは無理のないきれいなアールを描きます。3コーナー付近で顕著だったのが、クルマの向きが変わるまでに時間がかかるようなフィーリング。

つぎに、R8 LMSのウイングでドライヴ。ディフォルトのウイングよりも後曲り傾向で、コーナー後半でノーズがコーナー内側へ向いてきます。それに付随してスロットルの待ちが少なくなったように感じます。

上記のようにフィーリングは変化しています。ディフォルトのウイングはボディから近く、オーバーハングにも出ていない形状、R8 LMSのウイングはボディから高い位置にあり、リヤオーバーハングからさらに後方へ出ている形状。さらには、ディフォルトのウイングのほうがR8 LMSのウイングよりもウイングが立っており、ドラッグとダウンフォースにも違いがありそうです。小さなミニッツのウイングですが、リヤオーバーハングのトップに位置するウイングの形状によるバランスは確実に変化しています。

N村さんとのテストドライヴののち、シャシーをMR-030 MMLに変更して同じテストをしてみましたが、こちらではR8 LMSのウイングの方ではクルマが振り回されるようなフィーリングで、逆にタイムを出せませんでした。テストのためセッティングの変更はせずにドライヴしましたが、セッティングの変更が必要(この時の挙動変化の範囲では、プロポ側のステアリングセッティングで対応可能な程度だと感じました。)と感じる程度の変化があることは間違いなさそうです。

今回はウイングステーの幅が合うMcLaren F1 LMでディフォルトのウイングとR8 LMSのウイングでテストしましたが、DBR9やMcLaren F1 GTR (Long Tail)などはホワイトボディに2種類の形状のウイングが入っていますので、選択の幅があることになります。コーナリングフィーリングはかなり変化しますので、セッティングに活かすことができれば、引き出しを増やすことができそうです。