JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

2015.05.27:サーキット:ウエストミニッツリンク

水ウレな今日、フルスロットルキノシタさんから差し入れを頂戴しました。お気遣いほんとうにありがとうございます☆

今日の水ウレは8台での走行で3分 x 5回。みんなできゃっきゃわいわいさせて頂く楽しい時間です。そんな中でも、それぞれレベルの近い誰かとのバトルあり、スピード差やスキル差のあるドライバーとのやりとり、レース運び、たくさんのものを得ていきます。

水ウレ後にヤマシタさんの86をドライヴさせて頂きました。

曲がらないのでフロントのスプリングレートを下げたとのこと。走行前のマシンチェックでは前後バランスが若干、前ソフト気味でバランスが狂ってるかも、と話していたのですが、やはりマシンの跳ねとコーナーごとのアンダー・オーバー差が大きくミスしやすいフィーリングだったので、少しセッティングを触らせて頂いて、フロントのスプリングレートを上げてブレーキハイポイントを下げてみました。結果、ピッチングも収まりがよくなり、コーナーごとのステアリングフィールも安定。ベスト・アベレージともに向上してひと安心です。

僕のマシンセッティングはスロットルコントロールを重視し、適切な車速と加重移動によるコーナリングと、立ち上がりの直進のブレがないマシンをめざします。たとえばコーナリングでアンダーを感じる場合はスロットルを入れ過ぎていることになります。こうしたマシンはミスが分かりやすく、かつアンダーな場合はインに刺さることがないという点で単独および多重事故率も低下します。練習でミスに気づきやすく修正に活かせることももちろんですが、レース中でも自分のマシンコントロールの粗さに安全な状態で気づきやすいので気持ちとドライビングを整えやすくなると考えています。レースに限らず、ほとんどの場合、意識的・無意識的にスロットルの入れ過ぎになることが多いので、それをマシンが抑えてくれることになります。

速く走ろうとした場合、スロットルを多く入れることやラインを寄せることに目がいきがちですが、それでタイムを縮めるには限界があります。立ち上がりでマシンを暴れさせたり、ラインがレコードラインに近づいていてもステアリングブレーキなどによる車速を低下させるようなマシンおよびドライビングはタイムに繋がらないからです。大切なのは車速とラインのバランスです。そしてライン取りも、すべてのコーナーパーツごとにインに寄せるのではなく、全体を大きく捉えていちばん無駄のないラインをイメージすることが重要です。ライン=距離ですから、その長短と車速を組み合わせればタイムが見えてきます。短くても車速が遅ければタイムは落ちますし、逆に距離が出ても車速が乗っていればタイムにつながるわけです。

マシンセッティングの後ヤマシタさんにドライビングして頂いたところ、はじめスロットルを入れ過ぎて行き過ぎていたコーナーも無駄なく走れるようになってタイムも更新。来週、手が戻ってしまっていてもマシンが同じならきっと同じドライビングにマシンが戻してくれるはずです。マシンが整っている、というのはこうした場合にとても役に立ちます。人はいつ何時も同じではありませんが、マシンはコンディションが一定に保たれていれば同じように走ってくれます。マシンおよび路面コンディションが一定もしくは許容範囲誤差なのにマシンに違和感を覚える場合、その理由はドライバーにあります。速く走りたいときにスロットルを入れ過ぎて結果的にタイムに繋がらなかったり、ドライバーのコンディション変化に気づかずマシンを触ってみたり、これは割に多い例なのではないかと思います。しんどくならない程度に自分に理由を求めてみることをおすすめします。

ついでに全コーナーハイサイドするというエキシージもプロポのみですがセッティングを触らせて頂いてタイムアップできたのを見届けてサーキットタイム終了。僕にとっても実のある時間でした。ご一緒させて頂きましたみなさま、ありがとうございました!

かっちゃんがおもしろそうなものを作ってきてはりました。これ、かなり楽しみです☆