JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

2015.03.21:土曜ウレタンレース(土ウレ):ら・じれ

レイアウトをレース直前に変更してレースを、というミニッツ部のみんなの声を形にしてくださった高田さんに感謝です。

練習走行3分→予選3分x2回→決勝8分をさくさくと進めるスタイルで、1時間程度で終わるコンパクトなレースですが、ミニッツカップを視野に入れての練習でもあるので、真剣です。とはいえドライバーのレベルは関係ありません。というのも、土ウレはミニッツカップのための練習としてレースを使って上手くなろう、というのがコンセプトだからです。はじめから上手い人などいません。みんなでレースをすればみんなで上手くなれます。そして楽しい時間になります。

レースはポールトゥウィンでしたが、予選で目標にしていた周回数にノーミスでも0.4秒ほどで届かなかったこと、決勝ではベストラップとアベレージとの差を詰めきれなかったことが反省材料でした。予選は2周目までの安定感とライン取り、決勝は集中力に難がありました。次のレースの機会に少しでも改善できるようにしたいと思います。もちろん反省だけではなく、路面グリップに合わせたタイヤセレクトとフリクションダンパーのシム調整ができたという収穫もありました。

おぎゃわブートキャンプの項でも書きましたが、レースは他車・他者との競い合いというスタイルで行われますが、大切なのは自分と(自分のマシンと)向き合い自分を(自分のマシンを)コントロールすること。勝ち負けだけに価値があるのではありません。負けても納得のいくレースもあります(悔しさとは別に)。それは、操るマシンのポテンシャルや同じレースの中に身を置くドライバーとのレベル差、自分との闘いに納得がいったかどうか、など様々な要素によります。それらの要素を見つけ出せること、そして課題を持って走ること、反省したり納得したりする結果につながるドライヴをすることがなによりの糧です。それから、レース中に起こったあらゆることを人のせいにしないこともとても大切です。たとえば前のマシンがミスをしたところに自身が追突したとします。このとき前のドライバーにミスするな!とか、あのドライバーが自分の前でミスをしたから!と思うのではなく、相手がミスすることも踏まえて自分が車間距離を取ったりラインを変えたりすればよかったと考えるのです。逆に前走のミスをしたドライバーの場合は、後ろのドライバーに対して、お前が詰めてくるからミスをしたじゃないか!とか、追突するようなドライバーとは走りたくない!と思うのではなく、後ろのマシンが速いなら譲って自分のペースを作り直したり抜き返す機会を伺ったりするか、ミスをしないライン取りで粘り強く走ればいいと考えます。レースを組み立てる、とはそういうことです。状況判断とレースの組み立てはドライバーに大切なスキルです。

レース中には、たいがい難しいシーンがいくつか出てきます。そしてそのあらゆるシーンに必ず原因があり、ソリューション(解決方法)があります。その難しいシーンを文句で済ませてしまうと根本的な解決にならないのです(人生がすべて思うとおりにいかないのと同じで、趣味であってもレースであってもそれは変わりません。なぜならそれらは生きている自分がしていること=人生の一部であって人生と同じ要素を持っているからです。)。そしてそれ(問題と解決方法)はできるだけ自分で気づき、自分で変えてゆくことが大切です。それは、教えてもらうことよりも気づくことのほうが自分の中に強く残るからです。早く上手くなる必要はありません。納得がいくまでじっくりと楽しんでいけばいいと思います。

硬いことを書いていますが、基本は楽しむこと!いちおう今回の優勝マシンですし、ら・じれさんのJSCCクラスは参戦させて頂いたレース負けなしなんですが、誰も僕のセッティングを真似ようとしない(一般的なセッティングではないらしいので)ことが笑い種になったり、他愛ないことで盛り上がれたりすることが何より大切!レース後、みんなでわいわいと話してすっかり22時を過ぎていました。これからも充実した時間が重なることを願っています。またみんなで走りましょう!