JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

NSB 19:サスプレート・モーターマウント取り付けジグ(カツプレート)

写真のアイテムは京都のカミカミ王子が製作しているサスプレート・モーターマウント取り付けジグ。これまでもサードパーティからジグはいくつか発売されてきましたが、このジグはそれらとは一線を画すアイディアが形になっています。このジグが革新的なのは他のジグがシャシーとモーターマウントで固定するのと異なり、シャシー後部とタイヤでジグを挟み込みサスプレートとモーターマウントを固定するという点。これにより、確実にリヤタイヤのアライメントが取れるわけです。ごく当然と思う方もおられるかもしれませんが、真摯に物事を見つめ、気づき、答えを出せるちからがない限り、今まで誰もしなかったことをかたちにすることはできません。そのちからはこうしたアイテムの製作にも表れています(も、というのはそれが彼の速さの基礎になっている部分でもあると思ってるからです。)。

サスプレートの歪んだマシンをドライヴするというのは、ハンドルが右をむいて、サドルが左をむいた自転車に乗るようなものだ、と本人がブログ(かつやのミニッツ低俗日記)内の記事で書いていますが、言い得て妙、まさしくそのとおりです。マシンがまっすぐに走る、というのは当たり前のことのようで、実はそれができないマシンも多々見かけます(自身のマシンも、セッティングやアライメントのバランスが崩れ、そうなってしまっていることもあります。)。タイヤ径のバランスやフロントのリバウンドストロークの左右差、フリクションダンパーの戻りなど様々な要因がありますが、後輪のアライメントも大きな要因です。不安要素がひとつでも減ることはレースやサーキット走行での安心感につながりますね。マシンのアライメント調整にカツプレート、おすすめです(ホイールベースごとにジグが必要になりますがスタッキングできるので意外と場所も取りません。)。