JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

2015.08.20:サーキット:ウエストミニッツリンク

MHSシステムに移行したマシンを煮詰める時間でした。

MHS移行後の僕のマシンはコーナリングの初期が強くなり、コーナリング中はサーボ保持力の弱さを感じました。この状態ではコーナリングの際イン側に刺さったりスピンモードに入ってしまうことを恐れてステアリングが切れず、また切り始めてからはサーボ保持力が足らずステアリングをいつまでも戻せない状態となり、スピードが落ちてきたクリッピングポイントを超えてからマシンがイン側を向いてしまうというアンバランスなコーナリングになってしまいます。そのためICSでステアリング項目を調整、さらにはEX-6 / EX-2で新たに採用されたフィール設定でタイミングを合わせていきました。トラベルとカーヴで大味をつけて、ICSとフィールで微調整、といった感じです。

前日の記事でもフィールに関しては記載していますが、EX-1のレスポンス設定に近い感覚があり、レスポンス設定よりも微調整が効くぶんマシンとの一体感を得やすくなっています。フィールを+設定にするとクリッピングポイントに対して手前側に、−設定にすると奥側にマシンがくる感じがあり、クリッピングポイントに最適な角度とスピードで入れるよう調整(その設定値が+側であろうと−側であろうと、最適な値がそのマシンにとってニュートラルなポイントと言えます)しました。

といった具合で今日はステアリングの調整がメインになっていました。

MHSのスロットルですが、VE専用のシステムということもあり、プロポ側のスロットルトラベル(EX-1までのスロットルハイポイント)設定や吹け上がりなどはブラシレスモーターに最適化されているように感じました。スロットルの調整に時間を要さずに済むということは「走る・曲がる・止まる」の3要素の2項目を満たしていることになりますので、かなりの手間が省けることになります。もちろんモーターの個体差やスロットルワークに合わせたセッティングは必要になりますので全くノータッチというわけにはいきませんが、個人的には熟成されていると感じました。

ここまで煮詰めたところでのタイムやミス率はASFと大差ありませんが、基盤のレスポンススピードの向上とプロポの新規アルゴリズムを使用できるという新たなセッティングやドライビングの可能性を楽しめそうです。個人的に好印象だったのは、ペアリングが早く、またペアリング不良がないということ。RA34はスイッチを入れた瞬間にペアリングされますので、今までのようにジャイロを動かさないように待つ時間から解放されますし、ペアリング不良も今のところありませんのでストレスなくコースインできます。レース時のペアリング不良は致命傷になることもありますので、安心感も増します。

しばらくASFとMHSとやり比べながら、じっくり煮詰めていきたいと思います。