JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

MR-03:基盤交換の手順

MR-03の基盤交換の方法です。

MR-03はブラシモーターから始まり、ブラシレスシステムを搭載したVE、そしてFHSS送受信方式を採るスポーツと発売からさまざまな基盤に対応して今に至っており、VEもMHSに対応したMR-03 VE PROが発売されて4種類の基盤が存在します。そのため、スポーツからブラシモーター用基盤(ジャイロ搭載・ICS設定が可能になる)への換装、VEからVE PROへの換装など、基盤交換の必要性も高くなります。

今回はVEからVE PROへの換装になりますが、要領はどの基盤でも同じで、ブラシモーターのMR-03とミニッツスポーツの場合はアッパーカバーが分割タイプになっていますが、交換方法は変わりません。

シャシーはフロントサスペンションまわり(ナックル・キングピン・フロントスプリング・サスアーム・サスピン)とモーターマウント周辺(フリクションダンパー・サスプレート・ピッチングダンパー)を外した状態からはじめます。

電源コードを留めているビスを外します。

フロントまわりの4つのビスを外すとアッパーカバーを外すことができます。ジャイロのケーブルを傷めないように抜き、アッパーカバーを取り外します。

基盤を持ち上げるとサーボモーターステーとスイッチステーが見えてきます。サーボモーターステーは#00のフィリップス(+ドライバー)を使用します(ジャイロを固定するビスと同じです)。これらのビスを外します。

サーボのモーターコードとポテンションメーターのコードに気をつけながらシャシーから垂直にサーボ本体とモーターを引き上げます。この時点ではまだポテンションメーターがサーボに組み込まれています。

サーボのフロント側のパネルを外すとポテンションメーターが見えてきます。

ポテンションメーターとサーボは嵌め合いになっています。切り欠きの形が合うように新しい基盤のポテンションメーターを組み込みます。

ここからは分解した手順を遡って組み立てていきます。組み立ての際はスイッチ・ポテンションメーター・サーボモーターのコード位置に気をつけて、アッパーカバー組み付け時にカバーが基盤を圧迫しない状態になっていることを確認しましょう。特にスイッチコードは基盤前側へ出すので、ペアリングスイッチの上に重なったりしないように注意します。モーターコードをカバーに通すこととアンテナもアッパーカバーから出すのを忘れずに。

慣れると15分ほどの作業かと思います。開けたついでにサーボ周りのクリーニングを行うとよいでしょう。