JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

2015.09.13:スクワット杯:ウエストミニッツリンク

大阪松原での開催から京都ウエストミニッツリンクへ場所を移してはや1年半あまり。ほぼ月例で開催されるレースですが、土日が仕事になってしまうことの多い自身は初参戦でした。今回は香川と岐阜からの遠征ドライバーが4名、途中リョウヘイも参戦して19台のエントリーとなりました。

スクワット杯のカテゴリはオープン・ナロー(JSCC)・コンパクトの3クラス。レギュレーションは当年のミニッツカップ準拠です。予選3分を2本、決勝Bメインまで4分、決勝Aメイン8分というレース時間もカップ同様ですが、練習走行のみ午前中フリーという形式です。また、予選2ヒート目は1ヒート目のリザルトからトータルタイムごとに組み分けし直してのレースとなります。

レースへはナロークラスとオープンクラスへエントリー。本来は3カテゴリ参戦の予定だったのですが、前日練習であまりにもクルマが走らず、セッティングを見直しているうちにコンパクトクラスのマシンを準備できずに当日を迎えてしまいました。

結果、ナロークラスは予選12位、決勝Cメイン4位(トータル14位)、オープンクラスは予選6位、決勝Bメイン4位(トータル9位)でした。

このところクルマが思うように走ってくれず苦しいレースが続いていました。前日練習でかっちゃんにドライヴしてもらったところ「なんやこれ?まっすぐ走らんやん。このクルマこわれてるで。こんなんでなんぼやっても一緒や。」とのインプレを受けて、左右バランスを見たりデフに手を入れたり、プロポもASFとMHSとでセット出しを煮詰めてみたり、少しずつ変えてきたセッティングを横浜大会当時のセッティングにまで戻しながら試したりと、あれこれ手を尽くしましたがどうしても改善できませんでした。更新した機材の関係で自分のドライビングを忘れてしまっているのか、クルマのせいにして自分を顧みていないのか、と自分を責め続けて、どうにか感覚が戻ってくるようにと絞り出すようにドライビングをしていました。ですが、無理でした。

そんなクルマで参戦したレースはやはり結果を残せる出来ではありませんでしたし、読めない動きをするマシンがトップ争いに絡んでしまいそうでしたので予選をリタイヤしたりと不甲斐ない1日で、レースを作るドライバーの1人としてとても辛く申し訳ない気持ちでした。

今回のレースしかり、久しぶりに泥沼にはまった感じで苦しい数週間を過ごしていましたが、我慢して解決まで1人頑張り続けるには限界を感じてきたので、ハタヤマさんにインプレをお願いすることにしました。すると、シャシー入れ替え前にはゆとりのあるタイヤ径でもボディとの干渉がなかったフロントタイヤがホイールアーチに干渉していたり、キングピン位置とクリアランスが変わってしまっていたりしていました。最後に、ニシタニさんが「サンキューのやつ取ってきたで♡」と仰ってくださって

こうなりました笑。何気にアルマイトとスプリングとカラーコーディネイトできてるし笑。

どうもRA34基盤に換装した際にフロントのディメンションが変わってしまったのと、アッパーカバーのジャイロのビスが締まっているにも関わらずジャイロ本体が左右に数ミリずつ動いてしまうほど取り付けが甘くなってしまっていたようです。ディメンションを整え直してジャイロも固定したところ、おおよそイレギュラーな挙動は消えてくれました。それまでは不安定な挙動とジャイロのガタによるカウンター(たとえばクルマが右に曲がろうとするとジャイロが遠心力で左に動き、それを感知したジャイロは右にカウンターを当てるので、右側へ急激に切れ込む動きをしていました。またギャップではクルマの向きが変わるたびに前輪はカウンターで左右に振れるので安定して走ることができませんでしたし、最悪転倒していました。これがジャイロがガタで動くときとそうでないときで挙動にもムラが出ていたために動きが読めずミスにつながってしまいました。)をすべてステアリング操作でカウンターを当て直してドライヴしていたことになります。今日、あまりに走らないクルマに「僕はそんな動きをしろなんて言ってない!」とイラついてしまったのですが、これはそれらの原因によるイレギュラーな挙動が原因でした。ジャイロのガタは今まで違和感を覚えたことがなかったので気づけませんでした。

マシンの物理的セッティングやディメンションをハタヤマさんに、そしてニシタニさんにご教示頂いてプロポをディフォルトから設定し直して、とりあえず違和感のないドライビングができるようになりました。おふたりのおかげでクルマを捨てずに帰宅できました笑。ほんとうに辛いドライビングが続いていたので、これで少しでも解放されるといいなと願うばかりです。そして、手を差し伸べてくださる仲間のあることがとても嬉しく感じられました。

大先輩であり熱心な研究家でもあるニシタニさん、そしてあらゆるユーザーの悩みやトラブルに触れて解決されてノウハウを蓄積されてきたハタヤマさんに(そしておふたりの物事と周りの方への向き合い方に)こころより敬意と感謝を申し上げます。

ニシタニさんのピット。実はニシタニさんもちょっと泥沼に入ってしまっていたそうです。今回、僕はお世話になるばかりでしたが大先輩にはおこがましいのですが、いつかお役に立てる何かを持っていられるようになりたいと思います。

土曜日にいらしていたサトウさんのインファーノ。

アルマイト代の総額が笑。でも、趣味ってこういうところが楽しいものでもありますね。僕ももっと楽しんでいかないと。一緒の場所で一緒に楽しんで下さる方がいてくださるからこそ気づかせて頂けるものがたくさんあります。サトウさん、ライバル広谷さんとのバトル楽しんでくださいね☆

レース前日のこの日は土岐からマサカズさんもお越しで、サーキットタイムを終えてから晩ご飯をご一緒させて頂きました。遅くまでありがとうございました!

そして、またコンディションを整えてみんなとレースができることを楽しみにしております。