クルマのマスバランス
先日、ミニッツのスターターさんがクルマのマスバランスが気になりスケールを4つ購入されたとのこと。おぎゃさんもぜひ、とのことで載せてみることに。
前後左右が等分されていました。
その後セッティングの変更があり、改めて自宅にて計量。
フロントは約49%
当然リヤは51%
計量しながらセッティングしていたわけではないのですが、動きのいいクルマを目指していった結果、概ね理想とされるマスバランスになっていたようです(個人的にはもう少しリヤヘビーでもいいかなと思いますが)。
ただ、マスバランスが取れていても総重量やオーバーハングの重量、タイヤのグリップやダンパーセットなどさまざまな要素が絡み合って走っているクルマはある要素だけを整えても走るようになるわけではありません。なのでマスバランスだけでクルマが走るようになるわけではありませんが、自分のクルマの特性・現状を理解するひとつの要素として計測してみるのも悪くないかもしれません。
2020.12.26:ミニッツナイトサーキット
京都WMLで機会あるおりに、とご紹介頂いていたMNCさん。19時〜23時のオープンで夜遊びには最適。
写真のとおりウレタン系路面なのですがフェンスはサーキットオリジナル、路面もオーナーさまがリサーチを重ねた結果辿り着かれたオフィシャルニアリーイコールなマットで組まれています。オフィシャルのフェンスはしっくりこないというオーナーさまの答えが形になったサーキットはウレタン路面をカーペットコースのような自由度の高い曲線を描きながらドライブできるオリジナリティと鮮度があります。
現在のレイアウトは反時計回りでタミグラに多い手前ストレート。足元のすぐそばをマシンが全開で駆け抜けて1コーナーに進入するのですが、立ち位置によっては視線を足元で180°変えながらのドライブになるため、ポジションによって難易度がかなり変化します。
路面のフィーリングはオフィシャルのウレタンに近いもののフロントの噛みが強めでクルマがクイックになる印象。リヤグリップはミニッツカップ予選2回めくらいの雰囲気でした。
サーキットの作り込み然り、ミニッツはもっと自由でいいはず、と仰るオーナーさま。ポリカボディや1/12用を加工したスポンジタイヤなど、日頃触れる機会の少ないアイテムもテストドライブさせて頂きました。
2020.12.22:マイピット岐阜
ミニッツをスタートされた方から連絡を頂きサーキットタイムをご一緒させて頂きました。
AUDI R8 2015をセレクトされたとのことで、僕もR8を準備してきました。
その方はRCキャリアは長く、クルマのバランスさえ取れていれば丁寧にドライブされる方で、箱出しからひとつずつ、丁寧にパーツを味わいながら今のクルマにできるベストを探しておられました。手持ちのタイヤなどを試して頂いて、これたけのことで、が、これだけのことにならないこと、その奥深さや楽しさを感じて頂くことができていたら嬉しいなあと思いながらご一緒させて頂いていました。
ただ、モーターコードの断線とペアリング不良のために走行不能となってしまい、店長さんのプロポなどもお借りしながらなんとかならないか模索しましたがなんともならず。残念ながらRWDはサーキットデビューからそのままサポート送りになってしまいそうです。。
1/10のオフロードコースでも名を馳せているマイピットさんですが、ミニッツバギーも本格的なセクションをご用意下さっています。久しぶりに持ち込んでいたバギーもドライブ。今日ご一緒頂いたクルマの中で唯一のビッグボアダンパー装着車だったのですが、そのパーツのポテンシャルに共感を頂けたようで、クルマが走ってくれたことに安堵。
スターターさんから、僕のクルマはオプションパーツが控えめで、それでもOP装着車と同等またはそれ以上に走っている(こともある笑)ようで、それを見てから、ディフォルトからゆっくり必要なパーツを見つけ出していこうと思った、とのこと。タミヤのときはまずオプションから、だったそうです。
もちろん楽しみ方はそれぞれで、マシンのドレスアップやパーツの交換に楽しみを見出される方も少なくないと思います。それを否定することはしませんが、その楽しみ方と勝ちたい・速く走りたい、は両立が困難なことが多いです。たどり着きたいゴールが巧い、速い、勝ちたい、といったレース志向であれば、それは高価なクルマやパーツを買うことが近道でないことを理解することはとても大切なステップです。
クルマを理解して、必要なパーツを見据えてクルマを更新していく。そうした地道な蓄積は裏切ることはありません。パーツ代もサーキット走行代に回せば練習量も増やせます。
課題を見つけながらクルマと向き合って、クルマとドライビングを磨いてゆくことは、最終的にどんなクルマでも誰とでも楽しく走れるようになれる、そしてたくさんの方と繋がりあうことができるための大切なスタンスだと思います。上達することを諦めることはRCを楽しむことを諦めてしまうことと同義と言えるくらいこのホビーには大切な要素です。ぜひ走り込んで少しでも巧くなって、クルマを高次元で思うようにドライブするよろこびと、それができることで得られる人とのつながりを味わって頂きたいと思います。
というわけで、ミニッツバギーを気持ちよくドライブするためにビッグボアダンパーはおすすめです。僕のクルマの場合オプションパーツはタイヤ以外ではジャイロとビッグボアダンパーくらいの装備です。よく走ってくれるクルマです。
そしてマイピットさんは外のバギーコースだけでなくミニッツのバギーコースも楽しく出来上がっています。
2020.12.15:家ラジ
畳2畳ほどで楽しめるので、ドリフトで遊んでます。
まだ2日め、定常円旋回ができるようになってきたかなあという程度です。
最近、バギーをドライブさせて頂く機会があり、ステアリングとスロットル操作を見つめ直してみようと思ったのでした。家でもできる滑るクルマはミニッツドリ一択。
ちなみにドライブさせて頂いた3レーシングのカクタスよく走ります。コスパ最強。物欲が。。
ビギナーさんと遊ばせて頂いているM08。掛川以来久しぶりにギヤデフにしてみましたが特にタイムに影響はなし。フィーリングが好みのボールデフに戻そうかと思います。
最近走っているハイグリップ路面で効いたのはスタビ。Mに要るのか?という話も聞きましたが、入れた分だけの変化はありました。どんなパーツもクルマとドライビング次第、使い方次第だとは思いますが、セッティングパーツとして能無しではなさそうです。
僕の場合
1:前後同じタイヤで車高によるグリップバランス調整
2:合わせられない部分をインナーで調整+1を再調整
3:スロットルフィーリングをデフで調整
4:コーナリング限界を調整
といった感じで煮詰めてきていて、2の段階でもスタビを試したのですがここでは出番にならず、クルマのバランスが取れてきた4の段階でタイムアップや安定感に寄与するパーツとして機能させることができました。セッティングはフロントから、それが固まってからリヤのレートを決めました。
あくまで個人的なインプレですが、スタビは概ねセッティングが決まってきてからの調整用パーツとしての位置付けかなと思います。
これでM08に入ったOPは4つになりました。ダンパー、デフ、スタビ、ホイールハブ。タミヤブルーとはあまり縁のない(ダンパーはフッソコートのガンメタ、ハブもシルバーなので)クルマですが、走るようにはなってきてくれているかなと思います。
一緒に走ってくれているビギナーさんのTT02のステアリングワイパーが歪んでしまったのを拝見しました。設計上そうしたことが起こりやすいパーツとのこと。ビギナー向けのシャシー用に開発したパーツなのでは??と思いますが。。どちらにせよ速い、強いクルマを目指すなら必要なパーツはノーマルを味わい尽くしてから付加していくほうがよいと思います。
それだけのことをしてもトラブルは起きるものですし、勝てるのは1人だけです。。
とりあえずM08は混走状態でもベストとアベレージのギャップが0.3″程度とまずまず。今年はタミヤは走り納めになりそうです。ミニッツは家でドリできるので納められずに年越しですたぶん。
2020.12.03:ウエストミニッツリンク
買い付けを終えた19時過ぎ、向かいから見慣れたナンバーのクルマが右折待ちしていました。ウエストミニッツリンクに入庫すると、待った〜?♡とかっちゃん。今日はユーキにわったんさん、そしていっちゃんもいらしていて、賑やかな夜。
先日のレース後にいい感じに仕上がってきたWTカテゴリのR8。T2でドライブしてくれたずっき〜とクワダさんからもいいインプレだったクルマです。金曜日にレイアウト変更をしてから6日が経過してハイグリップになってきている木曜日の路面でも走ってくれました。
ただ、先日のナットが止まらないトラブルが発症。起こりにくいはずのパーツ構成でしたが、、走行後にハタヤマさんと話をしながら症例を伺ったり原因を考えたりしましたが、でき得ることは限られます。使うなら現状の締め付けトルク以上に締め込むか、確実に固定できるほかのパーツを使うか。ヒューマンエラーが起こりにくい選択はひとつしかありません。
いっちゃんのNT。レオパルド戦車のカラーリングとのこと。フラットクリアーで渋めに仕上がっています。ストライプは塗装したマスキングテープを貼っていて、貼り剥がすことによって変更可能とのこと。新しい!
ラストパックの走行の最後にちらっと数周をドライブさせて頂きました。いっちゃんのクルマはいつもクセがなく乗り換えてすぐに走れるいいクルマです。そのくらいのタイムを出したかったなあ、と話してくれるいっちゃんのドライブも日に日に精度・タイムともに上がってきています。
はじめのうちはタイムアップの幅も大きいのですが、だんだんと0.1″を更新することが難しくなってくる瞬間がやってきます。それは新しい何かに気づく手前のスランプで、その気づきが訪れたとき、手の動き、クルマの動きが変わり、おのずとタイムアップにつながっていきます。うまくなろうとするとき、テクニックを磨こうとするなら、何ができていて何ができていないのかを考えることが大切です。近い将来、悟りを開いたいっちゃんに抜かれる日が来るのかもしれません。
シェイクダウンでそこそこ走れていたと思っていたNTのメガーヌ。グリップの高い路面に置いて初めて気づかされることも多くあります。パワーを上げていくと出てくる挙動もあり、物理的にも、プロポなどのデジタルでも、セッティングの煮詰めどころがまだまだありそうです。
2020.12.01:HOT LAP
妻と白川郷に寄せて頂いていました。
築300年の合掌造に宿泊。
白川郷の過酷な環境を鑑みると、到底考えられないような長寿命です。それを維持するのは結(ゆい)と呼ばれる仕事の対価交換のシステム。そこに住まう誰もがそれぞれの家の修繕に携わる文化がこの家々を残してくれてきたのでした。みんなが同じぶんだけ少しずつ負担していく、というお互いさまの精神はこうした環境で育まれてきた日本の文化なのだと思います。
自身が仕事で使っているミシンは95歳になりますが、泊まらせて頂いたお宿の茶釜が同じくらいの年代だそうです。そこそこ古いものだと言われる自身のミシンもここではまだまだ若僧。それを使う自身はもっと。使い続け、直し続け、磨き続けて輝くのは物だけではないはず。
古いものを愛し、直し、使い続けることの素晴らしさを改めて感じました。
そして毎年のようにクルマが更新されるRCシーンにあって、旧車の扱いももう少し考えどころがあるようにも思います。
夕方には戻り、夜は部活のようになっているホットラップさんでの走行。
今日もTB05のセッティング。ふたつめのOP、スタビを入れてドライブ。コーナリングの進入=減速時のフロントアウト側への荷重移動を調整できることが大きなメリットで、そこを合わせてから必要量リヤを固めるというセッティングプロセスがよさそうです。
走行中にホイールアクスルが破断しました。TG10用(エンジンカー用)が、クラッシュなどでなく走行中に割れるとは。
せっかくなので来週に向けて面倒がっていたセッティングを施したいと思います。
2020.11.29:地元チャレンジ:RC PRO SHOP T2
京商さんがバックアップして開催されている地元チャレンジ。もともとT2さんでの参戦予定はなかったのですが、前週にファイナリスト繋がりのソメさん、コーノさんとお会いできて急遽参戦することに。開催クラスはノービス、ナローツーリング(NT)、ワイドツーリング(WT)の3カテゴリ。自身はすでに賞典を獲得していますので賞典外としてNTとWTにエントリー。
NTは福山で走ったRMのFDではなくメガーヌをチョイス。
レースはよもやのマシントラブルでAメイン8位。
WTは12Cをドライブ。路面に合わせきれずこちらはAメイン7位。
レースのリザルトはノービスでタカハシさん、NTとWTはソメさん、そしてコーノさんも入賞で、香川勢が制覇。おめでとうございます!
レース後はちゃんすくんにクルマが合わずおツラいレースでしたなあとなぐさめてもらったり、クワダさんのR8 LMS 2015のウイングやボディの硬さ違いなどのフィーリング変化のインプレをさせて頂いたり、近況など交換させてもらったり。クルマも今更なくらい仕上がっていい時間になりました。
NTのトラブルは左後輪のナットだったのですが、外れるたびに新品のキューテックを入れ続けたのですが解決できず。ずっき〜とシャフトの磨耗などの劣化が原因かと話していましたが、後日WMLのハタヤマさんからハブとホイールとナットとの組み合わせで噛みが甘い状況が出来てしまうことがあると伺いました。レースでシェイクダウンになったメガーヌは、たまたまその組み合わせになってしまっていたようです。とはいえ今までも使用していたパーツで、こうしたケースは記憶にないのですが、これも後日、WTでも新品のナットが外れるケースがありました。今まで新品のキューテックのナットが緩むことなど記憶になかったので要検証です。
今回のレースではソメさん、ずっき〜をはじめファイナリストと一緒にレースもできましたし、ちゃんすくんや岡山のナベさん、タケさんとお会いできたり、新しいご縁を頂けたり、とつながりの深まる1日でした。
ご一緒くださいましたみなさま、ほんとうにありがとうございました!そしてこうした機会を作ってくださったT2さま、オフィシャルのみなさま、ほんとうにありがとうございました!