JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

フリクションダンパーのクリーニング

走行後の車は、タイヤくずなどで汚れています。粘度の高いタイヤくずなどがナックルやフリクションダンパーに付着すると動きを重くしてしまうため、定期的なクリーニングが欠かせません。

フリクションダンパーは分解してクリーナーで汚れを拭き取ります。セッティングを再現できるよう、分解前に必ずフリクションダンパーの締め具合を確認しておきます。汚れを拭き取ったらプレートに適宜グリスなどを塗布し組み付けます。

フリクションダンパーに限らず、サスプレートを固定するビスやアッパーサスシャフト、モーターの配線などの取り外しの多い箇所は、ビス穴がゆるみがちです。樹脂へのビスの締め込みは、はじめに切ったビス穴に再度通してゆきます。ビスを締める際、逆回転させるとビスの先がビス穴に当たる音と振動があります(カチッという音とともに、ビスがほんの少し入ります。)。そこから締め込んでいくと、もと切ってあったビス穴に入ってゆきますので、力を入れずにドライバーが回ります。最後に吸い付くような感じで、くっと止まるところがあるので、そこで締め終わりです。ビスは切られたタップのおかげで表面積が大きく摩擦係数も非常に大きいので、回すときに力が入っていなくても抜けません(ビス穴が緩んでいる場合は力を入れずに回っても抜けます。そのような場合はビスを締め込んでもいつまでも止まらずに回ってしまいます。)。

いつも同じ車で同じように走れることはとても重要です。再現性の高いセッティングやメンテナンスはそれを支える大切なファクターです。