JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

R246-1351B:MML アルミモーターマウント

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ミニッツのチューニングの定番アイテム、モーターマウントの中でも現行アイテムとして人気のあるMMLマウント。写真手前のアイテムがMML、奥はLM(現在は生産終了とアナウンスされています。)。

 

似たような2つのマウントですが、サスプレート取り付け位置を基準にして車軸のポジションが約2mm(MMLはLMより車高が高い)、重量も2g異なります(MMLはLMより軽い)。また、LMはグループCカーの3Lホイールベースでの使用を前提として設計されているようで、GTカーなどLLホイールベースでの使用の際はシャシー側と干渉してしまいます(簡単ではあれどシャシー側の加工が必要)。また、MMLよりも車高を下げることができるLMはオートスケールコレクションのボディを搭載した場合ホイールアーチとタイヤの干渉が問題になる車種が多くあります。こうしたことからMMLのみのラインナップになったと考えられます。

 

一般的に重量物は低い位置に搭載することが理想とされるクルマの世界ではRCにおいても同じように捉えられていて、廃番になった今もLMを好むドライバーもありますが、前述のとおりLMには重さがあります。LMにはその重さによるメカニカルグリップやコーナリング特性があり、MMLには荷重によるメカニカルグリップとパーツの軽さという特徴があります。

 

このあたりはドライビングや好みで選択していくところではないかと思います。実際のところ、MMLよりも車高が高く設定され、また重さもあるMJ(LM)マウントをオープンクラスのマシンにチョイスされる方もおられます。

 

パーツやセッティングについては、その特徴を捉えた上でクルマにポジティブに働くようチューニングしていくことが大切で、エキスパートのセッティングや流行り廃りよりも、自身のドライビングフィーリングを大切にされることをおすすめします。