JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

2021.01.27:タムタム白子

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入居しているイオン白子店の建物の取り壊しに伴い、2021年2月7日をもってクローズとなるタムタム白子店さん。スターターさんにお誘い頂いて、走り納めに行ってきました。

 

ミニッツのサーキットはウレタンのショートサーキットで、箱出しのクルマならビギナーさんで8秒前後、ミドルクラスの方で7秒前後くらいのタイムになりそうです。

 

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プロポのスプリングを変えてみました、とご連絡頂いていて、今日はそれぞれのプロポでのドライビングフィールをインプレさせて頂きました。クルマも同じ状態で(クルマが2台ありますが、1台ずつすべてのプロポを試していきました。)、デュアルレートなどプロポ設定は同一として、純粋にスプリングの硬さのみでのドライビングの変化を味わっていきます。詳細は別記事にてご紹介させて頂きたいと思いますが、パーシャル(スロットル・ステアリングの中間域)を丁寧に安定して保持できるレートのスプリングを探すことは価値のある努力である、ということを感じました。興味深い機会を頂けました。ありがとうございます。

 

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今回は自身のプロポにも少し手を入れていました。

 

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革巻きのステアリング。バッグデザイナー・鞄職人という仕事がこんなところに活きるとは。カシメ(レザーを留める金具)を親指のポイントに合わせてホイールに嵌めていて、ニュートラルが分かりやすいようにしてあります。

 

フィーリングは、馴染む、滑りにくい、といった実車の革巻きハンドルと同じような雰囲気です(素材が同じなので当然ですが)。スポンジよりも不快感が少なくて個人的には好印象だったので、柔らかさや外径、シボの有無など違うものをいくつか用意して遊んでみようかなと思います。

 

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自身の宿題は前回に続いてウイングについての検討。同じ重さ・同じ高さに着いているウイングでも形状が違うとやはり走りにも違いが出ます。シャシー側やプロポ設定とは違う変化があるので、セッティングパーツのひとつとして特性を理解しておくのもいいなと改めて感じました。

 

タイムはWT、オープンともに4秒台で2時間のサーキットタイムを終了。

 

こうしたサーキット環境が失われてしまうことが残念です。三重・北勢にもまた気軽に楽しめるサーキットがオープンしますよう。

 

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帰りに全国数多ある店舗の中でも有数のクオリティを誇るというレビューを聞いていたラーメンを頂きました。心身に染み渡るナトリウム感。

 

実のある時間をありがとうございました。

2021.01.21:ラジコン天国名古屋

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シェイクダウンのMcLaren P1。とあるルートから、サンプルですが、と頂いたメッキボディです。もともとはライトグリーンのメッキでしたが色を重ねて色調をブリティッシュグリーン系に整えてアストンマーティン風に。悪くないフィーリング、悪くないタイムです。

 

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今日ご一緒させて頂いたスターターさんのMcLaren F1 GTR。自身もファイナルで使用したボディです。独特の小気味よさがあって魅力あるボディのひとつだと思います。最近のロットはウインドウパーツのルーフ部分が肉抜きしてあり、重量、バランス、ロール感などが多少変化していますが概ね以前からのフィーリングがキープされています。

 

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こちらもスターターさんのTS020。ゼッケンやスポンサーデカールなど細部が異なっています。

 

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レイアウトは写真のとおり、変更はありません。サーキットデビューの方がいらっしゃるので、とお誘い頂きましたがデビューの方から特に質問や相談を頂くこともなく、またお話させて頂いても膨らむことなくサーキットタイムが過ぎていきました。。

 

肩すかし感を覚えながら、持ち込んだクルマのリヤタイヤを変更しながらタイムを出していきます。コースレコードを更新して終了。

言論は自由だが

先日、グリップするクルマ、楽しく走れるようなクルマは上達しにくいという話を耳にしましたが、ドライビングのうまい、レース運びのうまいドライバーはそうした楽なクルマを作ろうとしますし、そうしたクルマで勝ちます。そしてそのドライバーは決してしんどいクルマだけで練習してきたわけではありません。

 

レースに勝つにはドライビングテクニックだけでなくペース配分やオーバーテイクのタイミング、駆け引き、セッティングの変更やそのタイミングを見極めるなどのレース勘が必要です。クルマが走るならそうした目線でトレーニングを積めばいいのだと思います。むしろ走るクルマでしかできないことでもあります。

 

クルマが走らなくてもレース中にできるだけのポテンシャルを引き出してドライビングできるかどうか、ということであればスロットルやステアリングの難しいクルマをコントロールできるテクニックを、しんどいクルマで磨いていけばよいと思います。

 

つまりはどんなクルマ、どんな状況でも学ぶことはあるということ。

 

クルマの出来、レースの参戦メンバーや状況などによってレース中にやらなければならないことは変わるわけで、その様々な状況に対応できるスキルを持つことこそがレースに強いということであって、しんどいクルマをドライブし続けてもレースに勝てるようにはなりません。サーキットコンディションに合ったクルマだけで走っているとコンディションが合わない状況でのフォローアップのスキルが身につきにくいのは事実ですが、正直それを身につけても、クルマが思ったように走らない状況ではコンディションの整っているエキスパート相手にレースを勝ちに繋げることは困難です。

 

レースに勝つにはいいクルマ(バランスがとれているクルマとオプションを盛ったクルマは同義ではありません。)といい腕(エキスパートと同じくらいの1発タイムが出せる程度ではエキスパートではありません。)とレース勘が必要です。

 

有益な情報も確かにあるのは事実ですが、どんなコンテンツ、メデァアであっても情報は精査し取捨選択しなければいけないのが現状だと感じます。それができないうちは会ったこともない、走りを感じたこともない誰かの戯言を見聞きするのは無駄ですし、そんなことをするくらいならサーキットに来ているエキスパートに教えを請うことが何よりの勉強だと思います。そうしたエキスパートが身近にいてくれるような環境に身を置けたらラッキーですね。

GHA187:マツダ 787B 用 ウイング Ver.1

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ミニッツカップ公認エアロブランド、GARAGE HIROさんのマツダ 787B用 リヤウイング&ステーのセットです。

 

787Bのリヤウイングはルマン仕様のマシンをモデル化しているためドラッグもダウンフォースも少なくなっています。同じグループCのザウバーC9はルマン仕様とスプリント仕様が販売されましたが、ハイダウンフォース仕様のほうがリヤが安定するためオープンクラスのドライバーはそのボディの確保に腐心した時代もありました。

 

GARAGE HIROさんのリヤウイングは、そのザウバーC9 ハイダウンフォース仕様に近い形状となっていて787Bユーザーには嬉しいアイテムです。(実際このリヤウイングはGARAGE HIROさんからリリースされているザウバーC9用リヤウイングと同一形状で、マツダ787B用は専用ウイングステーが付属しています。)。

 

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どちらの写真も左側がGARAGE HIROさんのリヤウイング+ウイングステー、右がノーマルです。

 

気になるウェイトは

 

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GARAGE HIROさんのリヤウイング。

 

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ノーマルのリヤウイング。

 

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GARAGE HIROさんのリヤウイングステー。

 

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ノーマルのリヤウイングステー。

 

ウイングだけであればウェイト変化がありませんので(バランスは変化しますが)、単純にウイング形状でのフィーリング変化を感じることができます。

 

ウイングの効果について、787Bのボディとウイングの隙間をセロファンテープで埋めるだけでリヤグリップが上がることをこのブログのどこかでも紹介していたように思いますが、重量のほぼないセロファンテープで実感できるくらいミニッツでもウイングによる効果はあります(ダウンフォースを得るというよりはドラッグ=空気抵抗によるグリップ変化だと理解しています。)。

 

セッティングに対する正解はサーキットのレイアウト、コンディション、セッティング、ドライビングなどによって変わってきます。ウイングもセッティングの選択肢のひとつとして手元に置いておく、というのもよいかもしれません。

 

もちろん、ウイングを破損した際のスペアパーツとしても重宝です(ノーマルリヤウイングからの付け替えの場合はクルマの挙動が変わる可能性がありますので、GARAGE HIROさんのリヤウイングで再セットが必要な場合があります)。

 

このリヤウイング&ウイングステーは痒いところに手が届くアイテムです。

 

 

 

2020.12.31:2020 RC納め(られそうにない)

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妻がTAMIYA M07を組んでいます。今まで走っていたM05からコンバートしながらの作業でパーツにまみれながら年越しになりそうです。

 

今年は久しぶりにRCに復帰して、改めてたくさんのご縁を感じることのできた1年でした。鈍った腕と勘を取り戻しながら来年も楽しんでいきたいと思います。お会いできたみなさま、ブログ越しのみなさま、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 


Mini-z MA-020 at home #02

 

家ラジ2日めのドリフト。

 

 

 

 

WTクラス:2021ミニッツカップレギュレーション

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前年からの変更点は

 

・青モーターの使用

・8T以下のピニオン

・フロントのナローホイール指定

・フロントタイヤの正着け

・タイヤ径23mm以上24.7mm以下

 

の5点。2014年のGTクラスを青モーターでミニッツカップおよびファイナルを走っていて、懐かしいパワー感です。

 

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走行はラジコン天国名古屋にて。ボディはR8 LMS。

 

セッティングのポイントかなと思う箇所は以下。

 

+モーター

 ・KV値の見極め

 ・プロポとICSでの出力調整

 

+ピニオン

 ・現状は8枚

 

+ナローホイール

 

+タイヤの正着け

 ・路面により接着幅調整

 

+タイヤ径

 ・路面によりフロント23.5mm以下で調整

 

つまりやることは以前と変わらないので、模擬レースなどで煮詰めていく感じでよさそうです。

 

青モーターのパワーの中でのことだからか、正着けのタイヤも違和感を覚えることもなく、サーキットサイズもあってかオープンクラスと同等のタイムでこの日のコースレコードを出して終了。

2020.12.29:ラジコン天国名古屋

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スターターさんご一家にお誘い頂いてラジコン天国名古屋まで。

 

ストレート幅がウレタン2枚なので、直進ができないビギナーさんには難易度が高いコースですが、RC経験者のお父さまとお子さまでしたので、走行は楽しんで頂けたようでした。それだけでひと安心です。

 

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クルマはそれぞれの好みが注ぎ込まれていて、クルマへの愛着が感じられます。好きなクルマで走る、というのはRCの醍醐味ですね。

 

ですがこのR32はビギナーさんのサーキット走行にはかなり難易度の高いパーツが投入されていて、ドライビングには気を遣うクルマになっていました。もちろんセッティングをノーマルに戻して練習するのがいちばんなのですが、手持ちのパーツや予算、パーツの変更に要する時間の関係で、そのままのクルマでできるだけのことをする方向に。特にスロットル開度に意識を持っていかないと走れないので、それだけ気をつけてね、とお伝えしたところ、飲み込みの早いお子さまたちは難しいと言いながらもサーキットを周回できるようになっていました。

 

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こちらのランエボもノーマルから手を入れられた状態でしたが、弱アンダーでスピードも抑えられていたので、これもセッティングには手を入れず、ドライビングのコツだけお伝えして走って頂きました。いちばん熱心に取り組んでくれたお子さまはこの日3秒ほどタイムアップされていました。

 

どちらのクルマにも、走る前にこれだけはつけて欲しい、とICタグをお貸ししました。自分が何をしてどういうタイムになったのか、ほんとうに速く、上手くなったのかを理解しやすいためです。

 

そんなお話をさせて頂いてから、パーツを見に行ったお子さまが、お父さまにこれが欲しい、と伝えたパーツがICタグでした。

 

上手くなることに対して、クルマの速度や基本性能を上げることよりドライビングを上達させることに意識を向けてくれたことがほんとうに嬉しいです。

 

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そして、先日基盤不良が出てしまったスターターさんもいらして下さいました。なんとか今日走れるように段取りできたとのこと。ご一緒させて頂けてよかった。

 

スターターさんの赤のR8はパーツはリヤタイヤ以外箱出し。ですが、ドライビングさせて頂くとステアリングの初期がきつくストレートが走れません。お伺いすると、ガタ取りが大切と思ってピッチングダンパーにシムを入れてリバウンドストロークをなくしてきたとのこと。抜いてみてください、とお願いしたところ、非常に素直な挙動になりました。リバウンドストロークはリヤの路面追従性とスロットルのオン・オフによるピッチング方向への荷重移動を司る大切な要素です。

 

いろいろとクルマに触りたくなりますしパーツを変更したりしたくなるものですが、できればはじめは石川さんはじめ開発の方々がバランスをみてセッティングしてくださったディフォルトのミニッツを味わって頂きたいと思います。サーキット環境によってリヤタイヤのみ変更が必要な場合がありますが、それだけで十分に楽しんで頂けると思います。

 

そんなこんなでサーキットタイムの数時間が過ぎてしまいましたが、自身は2021ミニッツカップの新レギュレーション準拠のクルマをドライブしていました。新レギュレーションのクルマについては別記事にてご紹介したいと思います。

 

サーキットタイムをご一緒させて頂きましてありがとうございました。