JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

ピッチングダンパー

ピッチングダンパーはマシンの前後方向の減衰とグリップを調整するパーツです。加速やブレーキング、コーナリング時のグリップ、ギャップに対する走破性など、さまざまな箇所に影響があります。

ダンパーの基本は路面からのショックを減衰させることとタイヤのグリップの確保です。それにより車は跳ねることなく走ることができます。そのためにはショックを減衰する機構が必要で、オイルダンパーの場合はオイルの流動によって、フリクションダンパーの場合は摩擦によってそれを実現しています。ノーマルダンパーの場合はこの減衰する機構は持っておらず、スプリングの張力によってグリップを確保しています。

ノーマル・OPともに説明図どおりの組み方をすることで基本的に十分な性能を発揮してくれると思いますが、ドライビングスキルの上達やクルマのスピードアップ、ボディ特性、路面環境などによって調整が必要になった場合は適宜調整することになります。

おもな調整ポイントは

・スプリングレート
・オイルまたはフリクションダンパーのグリス等の粘度
ストローク調整

で、場合により取り付け角度や高さ(ボディとの干渉などによる場合も)の変更が必要な場合もあります。

メンテナンスの際は

・汚れの除去
・オイル・グリス抜けの補充

をすることで安定したパーツコンディションを保持できます。