JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

MR-030 VE:モーターコード交換

先日のミニッツカップのレギュレーション変更に沿ってモーターコードの交換をしました。

使用したのはオリジナルのコードと同じ1.1mmの寄り芯の並列コード。単芯(註1)だとコードが硬くなり取り回しがしにくくなるのと、挙動に影響が出てしまう恐れがあります。並列コードは取り回しの際にコードがばらつかないのできれいに収まることを狙ってセレクト。

基盤側はオリジナルのコードを外してハンダ付けをし、先端側にコネクタを付け、収縮チューブで絶縁します。

モーター側はモーターカンに接着剤で固定されている樹脂製のカバーを外し、オリジナルのコードを外してハンダ付けをし、基盤側同様の処理をすれば出来上がります。このとき、オリジナルのコードが付いていた場所に新しいコードをハンダ付けするのは困難ですので、モーター基盤にあるコイルからの銅線のハンダ付け部分に新しいコードを接続します。この方法であれば交換は比較的容易です。

京商に修理を依頼したモーターの場合、修理の際に基盤のオリジナルの端子部分が瞬間接着剤で固定されている場合があります。この場合はすぐにオリジナルのコードが取りにくいため、丁寧にそれを取り除く必要があります。モーター基盤を傷つけないよう気をつけてください。

オリジナルのコードは修理に出しても、あらゆるところからすぐに切れてきます。ハンダのスキルをお持ちであれば、コードの交換をされることをおすすめします。ホイールベースやモーターマウントに合わせてコード長を調整することで、シャシーがきれいになりますし、サイドボディマウントに引っかけてコードを切ってしまう、なんていうトラブルも未然に防ぐことができます。

註1:単芯はコードが1本の銅線で、寄り芯は細い銅線を合わせてできています。