JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

MZ-505:R/Cユニットセット(MR-03 VE PRO / RA34)

RA34はMR-03 VE PRO用で、既存のASFと新規のMHS方式に両対応した基盤です。アンテナコードの赤が基盤を見分けるポイントとなっています。

この基盤はなんといってもMHS方式に対応、ASF比4倍というレスポンスを誇るリニアなフィーリングが売りです(ちなみに、MHSを使用することでステアリングはポテンションメーターの限界値までレスポンススピードが上がっており、現状ではこれ以上のレスポンススピードを求めることは不可能とのことです。)。MHSシステムを使用するためには現段階ではKyosho EX-6もしくはKO EX-2のどちらかのプロポが必要になります。

今回は同じ基盤を同じシャシーで使用、MHSをKO EX-2で、ASFをKO EX-1でペアリングしてドライヴしました。

EX-1 / ASFモードでは、RA27(ASF専用VE基盤)とほぼ同等のフィーリングでした(一部サーボの保持力が強くなったように感じる旨のインプレを聞いていましたが、自身のマシンでは特記するほどの印象は感じられませんでした。)。EX-2 / MHSモードでは、ASFモードよりも細やかなフィーリングになります。インプレを試みたマシンでは同じ周回数でタイムもミス率もほぼ同等(ベストラップも0.1″以内)でしたが、走れるラインが異なりました。他のマシンでは明らかにフィーリングの違いを感じることもありますので、ASF / MHSどちらを選ぶかは走り比べてご自身で判断されるのがよいかと思います。現状、ASFだからレースに勝てないとか、MHSだから速いといったことはないと感じます(もちろん、プロポセットやマシンセット、慣れなどによって状況が変化していくことはあると思います。)。

基盤の話題ではありませんが、EX-2のスロットルハイポイント設定がVEに最適化されている感じがありました(同じフィーリングを得るのに、EX-1と数値が20程度違いました。)。また、フィールと呼ばれる新たな設定項目が設けられており、-50〜+50まで設定可能で、これを−側に設定するとASFに近いライン取りをするようになりました。KO EX-2サポートブログでは、新たなアルゴリズムを使用しマシンとのシンクロ感を調整することが可能との記載がありますが、UR(Ultra Responceの略で以前KOが使用していた擬似的にマシンのレスポンスを上げる技術)のような雑味は感じられず、細やかさは感じられました。

RA34 / MHSを使用することで新たなドライビングが可能になることは間違いありません。それが速さにつながるのかどうか、期待が募ります。