2020.09.15:タムタム岐阜
時系列が前後しますが、先日、お誘いを受けてタムタム岐阜へ。
新しいタイヤとボールデフが今回の課題。
M08には "OP-1396 TA06 リヤボールデフ(52T)セット" を使用します。
若干組みにくい構造です。特にスラストベアリングの組み込み時はボールの仮固定(固定に使用するのは通常の量のデフループで充分)の際、ボールがピンセットなどに着いてきてしまうので紛失に注意が必要です。スペアは入っていません。また、デフスプリングをパンチで圧縮してから組み込みますので、プライヤーなどの準備もお忘れなく。デフの締め込みにはカップジョイントの切り込みに入る太さの六角レンチなどの細く硬いものを2本用意しておくとよいです。
今回はタングステンボールなどは使用せず、デフループにアソシを使用している以外純正パーツで組んでいます。
デフの組み込みを終えたM08。カップジョイントの磨耗が早いのでデフプレートやループとともにメンテナンス頻度が高くなりそうです。
ギヤデフとの違いはみなさんご存知かと思いますが、
+片輪走行時の設置側タイヤへのトラクション伝達がある。
+デフの調整にもよるが、加速時にトラクションがかかりにくいことがある。
+ギヤ欠けなどのメカニカルトラブルが少ない。
といったところですが、ツーリング用のデフで走るわけですから、スピード・車重ともにパーツに対して多少の余裕があるはずで、実際、前に出ない、という実感はあまりありませんでした。コーナー後半でのスロットル開度を増やせることも理由かと思いますが、概してスロットルワークの自由度は増す方向です。
デフのみを変更した際のタイム差は0.1″ 、ギヤデフ > ボールデフ。タイムの安定感=ドライバビリティはボールデフが優位に感じられました。
タイヤも知人からの触れ込みでいろいろと試しましたが結局安定のタイヤチョイスがよいということで決着。まだ少し試したかったこともありましたが、タイムアップでしたので、タイヤのことはまた次回詳細をアップしたいと思います。