JOURNAL du Mini-z & ★☆M

ミニッツカップファイナリストの備忘録ブログ。

2015.04.08:サーキット:ら・じれ

割れてしまっていたFC3Sの新しいボディが出来上がったので、フィーリングのチェックをしに行きました。

新しいボディは概してボディが硬く、初期が強くなったりスピンモードに入りやすかったりします。このボディも例に漏れず初期のフィーリングが変わっていました。プロポ側での調整で合わせられる程度に落ち着いてくれました。

その後、モーターを載せ変えて何本か3分の走行をしました。今年のJSCCはモーターの回転数が6500KVを超えるものは3000ガウス以上の最高磁力が求められる、というレギュレーション。チェッカーにもよりますが、無加工のモーターはおおよそ5300〜5800KVあたりに落ち着いているように思います。それ以上回っているものにもいくつか出会っていますが、6500KVを出すモーターに、5800KVのモーターで立ち向かうのはかなりの困難を伴います。直線12mの一般的にフルサイズと言われるレイアウトでも、圧倒的なスピード差が出てしまいますので、直線が長かったり、テクニカルでないレイアウトの場合、回転数の差はより顕著に出てくると思います。今年のJSCCを戦うには、既定値内ぎりぎりのKV値を出してくれるモーターを持っていることは必須用件です。ただ、ブラシモーターと違い、モーターが出来上がれば長期間の使用が可能なブラシレスモーターですから、大変なのははじめだけ、ということでもあるかもしれません。マシンの心臓とも言われ、実車でもエンジンの開発競争が激しいように、RCの場合も最後はモーターとバッテリーだと言われます。いいモーターに辿り着くというのは、地味で地道な作業ですし、ロスも出るたいへんな作業です。ですが、それを承知で向き合って結果を出していかれる方もおられます。勝つためのプロセスをきちんと経た人は勝利へ近づいていけます(それでも勝てることばかりでないのがレースですが)。

ミニッツカップは規定時間内で誰よりも長い距離を走り、誰よりも先にゴールするというレース形式です。モーターが苦手ならバッテリーで、バッテリーが苦手ならセッティングで、セッティングが苦手ならテクニックで、それぞれが自分の得意分野を活かしてレースを組み立てていきます。そして、それぞれの要素のウェイトがカテゴリによって少しずつ違ったりします。それがカテゴリごとの住み分けになっていて、同じような感覚のドライバーがなんとなく集まって繋がり合えたりするのがレースのおもしろさだったりするわけです。6月から開幕する本戦も楽しみですが、最近の実質の開幕戦、広島・車輪村の2カテゴリに照準を定めている方も多いと思います。レースでみなさんと一緒に走れるのを楽しみに、残された時間、マシンと自分を煮詰めていこうと思います。